■ ID
| 1307 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| 気候予測の不確実性を考慮した世界のトウモロコシ生産性の温暖化影響評価
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■ 著者
| 申龍熙
(独)国立環境研究所 高橋潔
(独)国立環境研究所 肱岡靖明
(独)国立環境研究所 花崎直太
(独)国立環境研究所 山本隆広
長岡工業高等専門学校 増冨祐司
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| 土木学会論文集G(環境)、Vol.67、No.5、61-70、2011 |
■ 抄録・要旨
| 複数気候モデルによる気候予測情報を用いて、気候予測の不確実性を考慮した世界のトウモロコシ生産性の変化を定量的に評価した。またトウモロコシ生産性の予測結果に含まれているGCMの選択、排出シナリオの違い、CO2施肥効果の考慮の有無による不確実性について比較を行った。その結果、世界トウモロコシ生産量上位13カ国平均のトウモロコシ生産性は、全排出シナリオで21世紀末に近づくほど大きな減少が予測された。特に気候変化が最も大きい2080年代のA2シナリオではモデル平均の生産性が22%減少すると予測された。ただし、この生産性予測は選択する気候予測の選択に大きく依存し、10.3%の生産性増(GISS-ER)〜51.7%の生産性減(GFDL-CM2.0)と、大きな予測結果の不確実性幅が示された。
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■ キーワード
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